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「ようい、スタート!」で15秒間トリルをしていただく、
タッピングカウンタでの測定についてもう少し詳しく……。
まず、測る指は、
「右手2と3の指」、「左手4と5の指」。
「最も速く動く」のは、右手2の指と3の指でのトリル。
「最も動かない」のは、左手4の指と5の指でのトリル。
なのだそうです。(右利きの人の場合)
初回、2週間後、4週間後……の結果を、
グラフにして差し上げました。
こんな小さなことでも、シニアの生徒さんは自信につながるようです。(^-^)
「生徒が、入って来なくなったんです。」
以前は満杯だったお教室の先生から、そんな言葉を聞くことが増えました。
・子ども(0~14歳)の数が過去最低。
全国民の12.9%しかいない。
と、本日の朝刊記事(総務省2014年4月15日発表)。
なるほどぉ……子どもの生徒が減るのも納得。。。
こうも書いてありました。
・65歳以上の数は、国民の4分の1以上。
「4人に1人以上が、高齢者」ということ?
うーん、老人医療費ばかり膨らんで、保険で賄いきれないと聞きました。
深刻。。。
この高齢化社会に、ピアノの先生はどんな形で貢献出来るのだろう?
認知症予防?生きがい作り?仲間作り?QOL(人生の質)の向上?
そのための、より効果的なプログラムは?
本気で考えなくちゃ……。
と思う朝でした。
「指が、動くようになるだろうか?」
というのが、シニアの生徒さんが初めてピアノを習うときの
一番大きな心配ごとだそうです。
そこで、指がどのくらい速く動かせるようになったかを、
タッピングカウンタを使って、数値で示してあげました。
2本の指で、なるべく速くトリルをして頂きます。
生徒さん達は、「動かない!ひ~ (^◇^)」などと言いつつ、楽しそうです。
15秒後に自動的に止まるので、ディスプレイを見てみると……
20回(ド) + 19回(レ) = 39回 ……と、表示されています。
3ヵ月後に測ると、数値がアップ。
「練習さえすれば、指は動くようになる!」
と確信できるので、やる気スイッチが入るようです♪
昨日、「ピアノ教師どうしの交流が大切」と書きましたが、
ある人から、こんなことを言われたことがあります。
あなたは、どう思われますか?
「色々な人とお話するといいよ。
特に、違う職業の人、違う世界の人と話すと、学ぶことが多い。
あっ、同業者で話してもダメね。時間の無駄。
同業者は、お互いに『傷のなめ合い』するだけ。」
(ぺろぺろ……)
私:エッ?そんなこと無いわ!
と思いつつ、ピアノの先生に当てはめて考えてみます。
A先生:「こんな親がいて、いやんなっちゃう。」
B先生:「わかる!や~ね、モンスターペアレント!子どもは可愛いんだけど。」
A先生:「私の指導力不足かしら?」
B先生:「ちがう!A先生は、よくなさっているわよ~。」
A先生:「あら~、B先生こそ、よく頑張っていらっしゃるわ~。」
みたいなこと、よくあります。
「傷のなめ合い」と言われると、そんな気になってくる私。。。。。
(つづく)