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2014年8月 6日 (水)

哀しみを知った分だけ演奏が……

「家内が亡くなり、喪に服していたいので、
レッスンをしばらく休みます。」
と、60代生徒さんからの電話。

家族の不幸、
しかも、自分より若い奥様を亡くした哀しみを思うと、心が痛みます。

そして、そのような時にピアノなど弾けない気持ち、よく解ります。

3・11東日本大震災のときも、
家が流され沢山の人が亡くなったというのに、
……楽しくピアノなんて弾けなくなってしまった生徒さんがいらっしゃいました。

3ヵ月位後、レッスンに復帰したとき、
以前の演奏とは少し違っていました。

以前の演奏よりも、もっと心に染みるような味のあるものになっていたのです。

哀しみや苦しみを知った分だけ、その人の音楽に深みが出るのでしょうか。

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