「生徒運」がよくて……私は幸せ
昨日、演奏者全員が65歳以上の「第53回-ホームコンサート」が終わりました。
シニアの演奏って、深くていいなぁ……。
“夏の思い出”を、
70代男性は、「汗と埃にまみれ尾瀬歩き」を想いながら、弾く。
60代女性は、「背負子に娘を入れて、尾瀬を歩いた30年前の経験」を想いながら弾く。
……楽曲が、今までの自分の人生経験と重なっているのです。
課題曲以外に、愛奏曲(生涯の宝物のような大好きな曲)、アンサンブル、合唱伴奏あり。
演奏タイムも、ティータイムも、楽しく暖かい時間が流れました。
でも実は、それら全て、生徒さん達のおかげなのです。
皆さんの車を停める空き地が、雨でぬかるんでいては大変と、
午前中、ワラを敷きにそっと来てくださった男性生徒さん。
皆のためにとお菓子とお茶を持参くださった女性生徒さん。
コンサート終了後は、ゴミ一つなく、椅子も隅に片づけられています。
頼んだことなど、一度もないのに……。
私は、細かいことに気がまわらず困った先生なのに……。
ああ、人間として素晴らしい生徒さんに恵まれた幸せ、
暖かく素敵な時間を持てた幸せ、
生徒運が良いこと、
……全てに感謝。
« ミス……生きた人間の生演奏だからこそ | トップページ | ピアノ教室の借景 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント