右手を怪我すると、必ずピアノが上手くなる
右手の指を、包丁で怪我してしまった生徒さんが、
「今日は、弾けないので見学させてください。」とのこと。
私は、すかさず、こんな経験談をお話しました。
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以前、小学生の生徒さんが、右手を骨折しました。
そこで、 『ツェルニー 左手のための24の練習曲』(全音楽譜)
で、レッスン。
全曲、左手だけで弾く楽曲です。
その小学生の生徒の右手が完治したころ、
素晴らしい変化に気づきました。
(1) 弱かった左手の指が、とてもシッカリしたタッチに変化!
(2) ヘ音記号の読譜が苦手だったのですが、
低い音も、すぐにパッと読めるようになっていた。
まさに、怪我の功名☆
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その話を聞いた生徒さん、
「僕も左手だけで、弾いてみます☆」
ところが!
「(>_<);;ダメです~。
両手で弾けたのに、左手だけはうまく弾けません。
両手がパックになっていて……」
しばらく練習すると、
あっ、左手は、こういうメロディーだったんですね~。
今まで、な~となく右手に合わせているだけだった。
と、色々な気づきがあり、左手の演奏がだんだん素敵に……。
なまじ両手が使えると、左手だけにこれほど時間をかけないでしょう。
やっぱり、右手を怪我すると、演奏が良くなる。
怪我
の功名です☆