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2014年9月21日 (日)

大人の「経験者」に教えるのは、「初心者」とはまた違う難しさがある

3ヵ月前に銀座店セミナーを受講くださったM先生から、メールを頂きました。

 

セミナーのときにお伝えした方法で、

60歳以上の生徒を募集したら、

5名のシニアが入会されたそうです。

 

ところが、初心者を募集したにもかかわらず、そのうち2名が経験者。

 

 (以下、M先生からのメール抜粋)

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さすがにご一緒では無理なのでクラスを分けたのですが、

未経験者のクラスは元吉先生に教えていただいた「喜びの歌」でスタートし、

私自身も喜びを感じながら楽しくレッスンしています。

 

逆に、経験者の方のレッスンの難しさを痛感しております。

 

譜読みの間違いが多いので直すのに時間がかかるのですが、

「同じ曲ばかりだと飽きてしまうんです。」とおっしゃるので

短い曲を並行して進めているのですが、

なんとなく弾ければ良いみたいで

どこまで間違いを指摘してよいものやら悩んでしまいます。

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よくわかります!そうなのです。

 

経験者には、初心者とはまた違った難しさがあります。

 

若かった頃と同じように弾いても、

今は、読譜ミスしたり、頭が思ったように指は動いていなかったり……。

 

そうかと言って、初心者のように、

基礎からじっくり時間をかける気はせず、

どんどん次の曲を弾きたい。  

(↑経験者の特徴)

 

 

そのような生徒には、どう対応すればよいのでしょう。

 

(1) どんどん新曲を弾きたい気持ち、それは大切にしてあげる。

(完璧でなくても、各曲で身につけたい重要ポイントさえ押さえていれば…)

(2) でも、発表会のような機会には、1曲にじっくり取り組んで完成度を高める。

 

今はまだ、ピアノ再開が嬉しくて、

どんどん新曲を弾きたい時期なのかもしれません。

 

でも、そのうち落ち着いてきて、

もっと「質の高い演奏」をしたいと、意識が変わるはずです。

 

私の経験からは、

このようなことしか言えませんが、

もしM先生のお役にたてば幸いです。


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