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2014年10月31日 (金)

長岡でのセミナー終了

 

「シニア世代に教える最高のピアノレッスン法」のセミナーが、

新潟県の北越楽器(長岡本店)さんでありました。

 

乗換え1回!で、日帰りできるなんて、

思っていたより、ずっと近かったです。

 

受講の先生方は、既にシニア生徒さんがいる先生、

まだ教えていないけれど興味のある先生などいらっしゃったのですが、

皆さん、うなづきながらメモをとりとても熱心!

 

セミナー終了後、

「シニア指導の展開法がよく分かり、始める勇気がでました」

「私も募集してみます!」

など等……。

先生方の背中を少しでも押してあげられたこと、

ああ、来て良かったなぁ……と思いました。

 

スタッフの皆さまが、とても親切に助けてくださって、

おかげ様で、気持ちよくお話することが出来ました。

本当に本当に、ありがとうございました。

 

雁木(がんぎ、雪よけのアーケード)のある街並み、

長岡が好きになって、またいつか来たいものだなぁ……

と思いながら帰路につきました。

 

日本中に、シニアに良いレッスンをする先生がたくさん増え、

その結果、日本中のシニアがピアノで幸せになりますように……

 

2014年10月28日 (火)

シニア指導法の講座

 

もうすぐ、「シニア世代に教えるピアノレッスン法」の長岡セミナーです。

せっかく足を運んでくださるのですから、本には書けなかったことも……。

内容をいくつか、ご紹介します。

 

(1) これほど「教えがい」を感じる年齢層はない

(2) 「おとな」と「シニア世代」とは、教え方も違う

(3) レッスンで役に立つ「能力曲線」

(4) 調査してみて解った「脳に効くレッスン内容」

(5) 実際のレッスン……1レッスンの流れ・3ヵ月間のプログラム・3年間のカリキュラム・教材) 

 

今回は、(5)「実際のレッスン」に、特に多くの時間をかける予定です。

当日いらっしゃれる皆様、お会いできるのを、楽しみにしています♪

****************************

時:1030日(木)10:30

所:北越楽器(長岡本店)

申込み:0258-35-7766詳細


2014年10月26日 (日)

ピアノ教師の12の役割

 

ピアノ教師には、どんな役割があるのでしょうか?

Klanton                              

成人教育家クラントンさんの「教育者の12の役割り」をもとに、

ピアノ教師の役割」を考えてみました。

いくつか、挙げてみます。

 

 専門家……ピアノ演奏の専門的技術や、専門知識を持っている

  教授者……生徒がやるべきことを指示したり、指導する 

プランナー……その生徒の曲・カリキュラムなどを計画

 支援者……生徒に寄り添って、応援し支え励まし…

 情報提供者……楽曲情報、様々な情報を提供できる

 学習管理者……たとえば練習時間をノート記入してもらい管理

 モデル……ピアノ演奏のモデル(人間的にも素敵なモデルなら理想)

 アドバイザー……生徒が壁にぶつかった時、良い助言ができる

 共同学習者……先生も学び続ける姿勢をもち、一緒に成長

 改革者……今までの悪い癖、意識などを、良い方向に変容させる

 

これらのうち、一体いくつの役割を、私は果たせているでしょう?

12の全てになれるよう、努力するのみです☆

 

 

2014年10月24日 (金)

自分の好きなことで頑張ろう☆


高校の同級生が、コンサートの案内を送ってくださいました。


時:11月2日(日)13:15開場
所:ムジカーサ(代々木上原近く)
松村百合子オータムコンサート詳細


わ~、毎年必ずコンサートを開いていて、すごい! 

彼女、がんばってるなぁ☆


エスカレーターの私立高のため、受験勉強がなかった分、

ピアノ・バイオリンなど好きなことに打ち込む人が多かった気がします。

 

家庭に入っても、好きな楽器をずっと弾き続け、

子どもの手が離れて時間ができたら、コンサートを開く。

……という友人が、結構います。

 

決して無理しないけれど、全くやめるのでもなく、

家庭も音楽も大切にして、自分のペースで弾きつづける……。

  

彼女はコンサート活動、私はシニア指導と、

形はちがいますが、「自分の好きなこと」をしているのは同じ。

お互い、がんばりましょう♪

 

さて私も、来週の「シニア指導法セミナー」頑張ります☆

******シニア指導法セミナー******

1030日(木)10:30

・北越楽器(長岡本店)

・申込み:0258-35-7766詳細

 

2014年10月22日 (水)

シニア生徒さんから頂いた「幸せのお裾わけ」


元生徒さん(70代後半)からのお便りに、とても嬉しくなりました♪

 

シニアレッスンで、時々、

「簡単なメロディー作って、それに歌詞もつけてみよう」

という課題を出すことがあります。

 

レッスン後、その生徒さんが創ってきてくださった曲があるのですが、

それを、ある会でプロのソプラノ歌手に歌って頂いたというお便りです。

 

エッ?素晴らしーい!(^▽^)

 

聴衆や歌手の方からも、好評を頂いたとのこと。

 

ああ、リタイアしても、

風景を見ては曲を創って、

その曲で、沢山の人と交流が生まれ、

笑顔の輪が広がり、人生が楽しく……

なんて、素敵なお話でしょう!

 

私も、とても嬉しい気持ちになってきました(^^

 

いつも、シニア生徒さんから「幸せのお裾わけ」を頂いている私です。


2014年10月21日 (火)

教室も人の心も清らかに……

何を思いたったか……、
植物苦手の私が、ホームセンターで観葉植物を買ってきました。

 

きっと、あのせいです。

「ピアノ音」と「緑」とのコラボにハッとさせられた「トイレ経験」

Pepe

ぺぺ君(ペペロミア)



Asuko
あんす様(アンスリウム)



ついでに、お庭の花も。

Ruby_2

 クリサンセマム クリスタル・ルビー(私の誕生石はルビー)
ユーフォルビア(ダイヤモンドフロスト)



ぺぺ君とあんす様をピアノの横に並べ、静かなメロディーを聴かせてみました。

観葉植物は「空気清浄樹」とのこと、「空気」も「人の心」も清らかに……


2014年10月17日 (金)

トイレで聴いたピアノ曲

こんな感覚は、生まれて初めてでした。

たまたま入ったマルイのトイレ。

照明を落とした空間に、静かなピアノソロ演奏曲が流れ、
中央の手洗い場には観葉植物が置かれてありました。

Healing1  

その「緑」を見たとき、フッと心が癒されたのです。

いえ、そこに流れていた「音楽」にかもしれません。

いえいえ、その「ピアノ音」と「緑」の両方が
絶妙にマッチして起こった感覚だと思います。

ピアノ演奏というと、超絶技巧や体育会系演奏に走りがちでした。

でも、こんな音符が少なくて、ゆっくり静かで、力の抜けた演奏こそ、
実は、人の心に効くのかもしれません。

帰宅しても、何の曲だったのか気になり、ネットで見てみると、
東京藝大の音楽環境創造科の人が作った音響空間だと書いてありました。

単位互換で受けた藝大授業で、
環境創造科のNさんと一緒に即興演奏したことがありました。
彼女も今頃、この様なお仕事をしているのでしょうか。

ピアノを習って、ピアニストになるだけでなく、
これからは、こんな音楽環境のお仕事をするのも素敵ですね。


2014年10月14日 (火)

ピアノが「好き」だから弾く……ノーベル賞に思う


ノーベル賞受賞者の言葉です。

 

「成否は考えず、ただやりたいことをやっていた」(赤崎勇)

好きなことを選んで、情熱を持って仕事をすれば、ノーベル賞をもらえる」(中村修一)

 

好きなことをする……当然と言えば当然ですが、

でも、それが結構むずかしい。

 

色々な事情から、「好きではない事」をする人もいます。

 

大学院にも、いました。

研究が好きではないのに、博士課程に来た人。

やりたくないテーマだけれど、教授が喜ぶからやっている院生。

 

……でも、そういう人達は、

鬱になったり、決して良い結果になりませんでした。

 

 

好きなことを、続けることが出来た」

……という点が、ノーベル賞に値したのではないか?

好きなことを続ける」才能こそが、一番大事なのではないか?

そう思えます。

 

 

ピアノを、「シニア生徒さん達」に教えるのが好き!

本当に良い指導をするために、「指導法」を考えるのが好き! 

 

レベルは全然ちがいますが、

私も、「好きな事をしている」という一点だけは、

自分を褒めてあげられるかも……。

 

そして、

ピアノが「好き」だから、「やりたい」から続けている人たち、

みんな、ノーベル賞と共通するものがあると思います☆


2014年10月12日 (日)

秋づくし、栗、“里の秋”そして生徒さん

Maron_6

栗おこわ(皮むきがちょっと大変でした。)

 

Sanma

秋づくし

 

 

「栗」と言うと、

団塊の世代より上の生徒さんの人気曲、

“里の秋”を想い出します。

こういう歌詞があるからです。


♪~ああ 母さんとただ二人
  栗の実 煮てます いろりばた~♪

♪~ああ 父さんのあの笑顔
  栗の実 食べては 思い出す~♪

 

煮ているのは、いったい何でしょう?

……①ゆで栗 ②栗の甘露煮 ③栗の渋皮煮

 

 

かつて、渋皮煮を手作りして、数粒くださった生徒さんがいました。

 

今はもう要介護となって、レッスンはしていないのですが、

ああ、あの生徒さん、どうしていらっしゃるかなあ……

 

とめどもなく想い出が溢れ出てくる、秋の夜長。



2014年10月10日 (金)

霜が降りるごとく……ppで弾く

レッスン 生徒さんが弾く曲について、
強弱など曲想をどのようにするか?

私は、 「その生徒さん自身が、どう弾きたいか?」
を、大切にしています。

「ここからクレッシェンドして、どんどん膨らませ、
ここで、バンとフォルティッシモ!」
「ここは、もっと小さく。ピアニッシモよ!」
などと指示してしまえば、簡単なのは分かっています。

でも、そのような「先生の演奏のコピー」よりも、
一人一人の個性を引き出したいと考えるからです。


例えば、「曲の最後の、この1音を、どう弾きたいですか?」
と、生徒さんに質問すると、
たいてい、こんな答えが返ってきます。

生徒A:「ピアノで静かに。」
生徒B:「うーん、メゾピアノ位かな。」
生徒C:「ピアニッシモ。」


昨日のレッスンでの、シニア生徒さん(76歳)とのやりとりです。

私:「最後のこの和音は、どのように弾きたいですか?」

シニア生徒さん:「霜が降りるごとく………


エ~ッ? なんていう表現でしょう。 参りました!

ピアニッシモと言うよりも、 ずっとニュアンスが伝わってきます!


 サティの楽譜の書き込みを、思い出しました。

おどろきをこめて」、「ひどくまごついて」はまだしも、
大いなる善良さをもって」、「うぬぼれずに」 などというのも……(^-^;;;


霜が降りるごとく……
さすが、長く生きてきたシニア生徒さんならではの感覚です。

子どもでは、絶対にこんな答えは出ません。

ああ、これだから、シニアレッスンは面白い。

この素敵な表現が、ずっと頭に残っていました(^^♪

2014年10月 6日 (月)

シニアレッスン法のセミナー(北越楽器)

これから、もっとも増える年代であるシニア生徒さん。

そのレッスンのコツを、具体的にお伝えします。


●日時: 10月30日(木) 10:30~

●会場: 北越楽器長岡本店 5Fホール)

●申込みなど詳細

Nagaoka_ss

(↑クリックで大きく)

 

●使用テキスト:『シニア世代に教える最高のピアノレッスン法

●今回の内容

  ・こう募集すると、素敵なシニアがたくさん入会!

・生徒の年齢が高いほど、マナーも良いし退会しない

初回レッスンの内容(これ大事☆)

・1レッスンの流れ(カリキュラム)

  ・最初の6回レッスンの内容(実際の様子を動画でご紹介)

・3年間のレッスンの流れ(各レベルでのお薦めテキスト

  ・超高齢社会に、街の先生ができること

  ……など盛りだくさん。

 

ありがたいことに、「数値に裏づけられ納得」「すごく解りやすい」

などの感想を毎回頂きますが、今回は内容がさらに具体的。

 

沢山の先生方が、シニアレッスンを始める勇気が出ますように……♪

2014年10月 5日 (日)

大人の生徒さんに、マナーを注意してもよい?

 先日、先生方の集まりで、Y先生からこんな質問が。

マナーの悪い大人の生徒さんに、注意してもいいのかしら?

エッ? そんなこと、考えたこともなかったので、驚く私。

うーん、生徒が、もし「子ども」なら、
演奏法だけでなくマナーも教えるかもしれません。

ピアノを通して人間を育てるとか、人間形成を掲げているお教室も、最近はよく聞きます。 

でもそれは、子どもの生徒の話。
大人に対して人間形成なんて……傲慢。

なぜなら、私自身、欠点だらけの人間です。
ピアノだけは多少出来ても、
それ以外は、音楽という狭い世界で生きて来て、
世間知らずで、気もまわらなく……。

むしろ、生徒さんから見習いたいことが沢山。
人間として尊敬することばかり。

あっ、Y先生が言っていた生徒さんは、20代の「若い大人」。

大人は大人でも、私の生徒(60歳以上)とは、ちょっと違うのかもしれません。

年齢を重ねる(シニアになる)のを待つしかないのでしょうか。

どうしても困ることは、 『教室規約』に書いてお渡しするのがよいと思いますが。

このような悩みを、他の先生から伺うと、

   ああ、私は、なんて幸せなのだろう。。。

  良い生徒さんばかりに恵まれて。。。

   入会資格を60歳以上に制限して、本当によかった。。。 

つくづく、そう思うのでした。

2014年10月 2日 (木)

「指のハンディ」を嘆くより……

もし人間の指が、片手44本、両手で88本あれば……、

ピアノ88鍵の各鍵盤に、指を1本ずつ置くだけで弾けます。

 

指換えも、指広げも、指くぐしも、必要ありません。

 

 

ところが、現実の人間の指は、「左右で10本」しかないため、

その制約の中で、工夫するしか……。

 

 

でも、指が10本という制約があっても、

ショパン、リスト……、素敵な音楽が沢山生まれたのです。 

 

もし指が合計5本だったとしても、その制約の中で、

最大限に素敵な演奏にすればよいだけ。

 

脳梗塞のため右手が麻痺した館野泉さんの、

左手5本指だけでの演奏も、素晴らしいものです!

 

指があまり開かない、小指が短い、手が小さい……、

誰でも何かしらハンディがあるものです。

 

でも、無いものを嘆くより、

今、自分が持っているものを最大限に活かして、

その制約の中で最高の演奏をしたい・・・

 

先日、生徒さんが右手を怪我したら、

教える方も、たくさんの学びがありました。

 

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