トイレで聴いたピアノ曲
こんな感覚は、生まれて初めてでした。
たまたま入ったマルイのトイレ。
照明を落とした空間に、静かなピアノソロ演奏曲が流れ、
中央の手洗い場には観葉植物が置かれてありました。
その「緑」を見たとき、フッと心が癒されたのです。
いえ、そこに流れていた「音楽」にかもしれません。
いえいえ、その「ピアノ音」と「緑」の両方が
絶妙にマッチして起こった感覚だと思います。
ピアノ演奏というと、超絶技巧や体育会系演奏に走りがちでした。
でも、こんな音符が少なくて、ゆっくり静かで、力の抜けた演奏こそ、
実は、人の心に効くのかもしれません。
帰宅しても、何の曲だったのか気になり、ネットで見てみると、
東京藝大の音楽環境創造科の人が作った音響空間だと書いてありました。
単位互換で受けた藝大授業で、
環境創造科のNさんと一緒に即興演奏したことがありました。
彼女も今頃、この様なお仕事をしているのでしょうか。
ピアノを習って、ピアニストになるだけでなく、
これからは、こんな音楽環境のお仕事をするのも素敵ですね。
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