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2016年6月26日 (日)

シニアの発表の機会は……

 

人の前で演奏する機会というのは……

練習の励みにもなり、人の演奏から学んだり、達成感を味わったり、たとえ失敗しても今後の学習の目標が見え、良い経験となり……

得ること・プラスの面が沢山!

 

ただ、シニア生徒さんの場合は……、様々なリスクも伴います。

・発表の日が近づくと緊張で眠れなくなり、精神安定剤が必要だった。

・弾けないストレスで胃炎をおこし、入院しちゃった。

・ドキドキしたら血圧200になっていて、危ないところだった。

……などの実話を聞いたことがあり、慎重に考えなくてはなりません。

 

シニアの発表の機会のあり方について、

修士論文の中で検討したり、

25_d_2 25_chapter3

    →第3章 第3節
       60歳以上ピアノ学習者の発表機会

 

国際学会で研究発表したり、

「エイジングとシニアピアノ教育 -発表機会を中心に‐」

25_isme

 

シニア世代の発表の機会は、どのような形が適切なのか?

を、ずーっと考えてきました。

 

良い意味で「気持ちの張り」になり、でも精神的に負担過ぎない楽しい発表の場。

 

同じような年齢(加齢の程度、レッスン目的)の人たち、

60歳を過ぎて初めてピアノに挑戦したという同じ条件の学習者たちが、

負担過ぎない雰囲気で、互いにピアノを弾き合って交流を深めてこそ、楽しい時間になるのかもしれません。

 

本当にシニア生徒さんの立場に立って、今一度じっくり考えたいと思います。

 

 

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2016年6月25日 (土)

シニア生徒さんの感性に、脱帽!!

 

(^^)  アッハッハッ……

 

シニア生徒さんは、本当に面白い!

 

 > アクセント 〕が出てきたとき、質問をしました。

先生:「この記号の意味は、何ですか?」

すると、このような答えが返ってきました。

生徒さん:「ガンバレ!! です」

 

(^^) アハハ……

特に強く」などと言うより、「ガンバレ!」と思って弾く方が、

ずっとアクセントのついた音になる気がして、妙に納得!!

なるほど~ (^^♪

 

以前にも、

「 pp (ピアニッシモ)の意味は?」

と質問すると、返って来た答えが、

霜が降りるごとく 弾く 」です。

 

音楽の試験なら、「非常に弱く」が○なのでしょうが、

そんな言葉よりも、ずっとニュアンスが伝わりますね。

 

シニア生徒さんの感性に、脱帽です☆



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2016年6月24日 (金)

「忘れっぽい」= 順調に成長している証拠

 

(^^)  アッハッハッ……

シニア生徒さんの会話を聞いていると、おもしろい☆

 

「最近、忘れっぽくて……」と誰かが言うと、お仲間がこう言います。

順調に、成長していらっしゃいますね(^-^)

 

なるほど!

人間は、誕生すると→ハイハイ→歩行、言葉を覚え、背が伸び、順調に成長し、

成人後は、細胞数の減少、老眼、もの忘れ、シワ、白髪……

……と、新たな姿に変化していくのが、人間として自然。

 

何歳になっても歩けない子、背が伸びない子がいたら、心配なように、

60代、70代になっても、20代の顔から全く老けない人がいたら、気持ち悪いし、心配。

外見も内面も、やはり年相応に、順調に進化していかないと……。 

 

「もの忘れ」「体力低下」などを、ネガティブに捉えがちですが、

順調に成長」と考えると、ポジティブなイメージで素敵ですね☆

 

こんなポジティブな考え方ができる人ほど、

実際は、ピアノを練習する、本を読む、絵を描く、家庭菜園……

努力家で博識でユーモアがあって面白いんです☆ 


 

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2016年6月23日 (木)

ピアノは、出会うはずもない「人」と「人」をつなぐ

 

「水泳」が、「素敵なお友達:裕美ちゃん」と私をつないでくれました。

彼女との思い出は楽しいことばかりで、今も、クリスマスイブイブには必ず裕美ちゃんの顏が浮かんできます♪

 

今日は、裕美ちゃんが、Nさんご夫婦と私をつないでくださいました。

素晴らしい活動をされているお二人ですが、根底の考え方が私と似ていて、意気投合してしまいました。

「ふつうなら出会うはずもない人」とつながるって、ワクワクしますね☆

何か素敵なことが生まれる予感♪

 

私は、「生徒さん」と「ピアノ」をつないでいますが、

ピアノは、「生徒さん」と「生徒さん」をつないでくれます。

……つながると、さらに楽しさが膨らむ☆

 

もっと沢山の人とつながって、もっと大きな楽しみになりますように♪



2016年6月22日 (水)

音楽を志している学生さん、がんばれ!!

 

音楽学部の学生さんへの「キャリア教育」の授業が終わりました。

 

こういう機会があると、ふだん考えないようなことを改めて考えさせられます。

 

音楽を志し、大変な努力をして音楽学部に入り、

今、専門的に音楽を学び、一生懸命がんばっている学生さん達。

 

卒業後は、自分が学んだこと還元したい。難曲を、ショパンを、素敵に弾ける子を育てたい……という想いを胸に、がんばっている。

この努力が、卒業後、どうか報われますように……。

 

いわゆる「実学」ではない分野の仕事は、今、厳しい時代かもしれませんが、でも、負けずに、どうぞ気持ちを強く持って頑張ってください!!

と、応援せずにはいられません。

 

どんなに科学が発達しようと、どんなに便利な世の中になろうと、

人の心に働きかける音楽は、人間にとって必要不可欠なものです。

 

がんばれ!



 

2016年6月14日 (火)

「仕事」と「趣味」の境目にいるピアノ教師たち 

 

某大学音楽学部の「キャリア教育」の授業でゲスト講師を……とのお話を頂きました。とても光栄で有難いことです。

今、学生さんに何を語り、どうアドバイスしたらよいのか、慎重に考えたいと思います。

  

趣味と「仕事の大きな違いは、報酬の有無でしょう。 

 

好きだから、無報酬で(お金を払ってする「趣味

好きなことをして、薄謝を頂いてしまうレベルの「趣味」 

好きなことを、食べてはいけない低額の報酬でする「仕事」 

好きなことを、食べていける高額の報酬でする「仕事

⑤特に好きではないけれど、食べるために報酬が目的でする「仕事」  

 

 

理想は、④「好きなことを仕事にして、食べていける」です。

 

⑤「好きではない仕事を、食べるためにする」や、

①「好きな趣味を、お金を払って楽しむ」

は、とても解りやすいです。

 

よく解らないのが……「②薄謝を頂く趣味」と「③低額の仕事」との違いです。

  

自分は、②と③のどちらでしょう?

ピアノ指導の収入だけで食べていけるかというと、残念ながら……。 

むしろ多少赤字でも、「良い指導」のためなら損得抜きでやってしまうところがあります。

じゃあ、②薄謝を頂いている趣味?

 

でも、「プロ意識」のようなものは強い方だと思います。

じゃあ、③仕事をしているけど、低収入の人?

うーん、自分でもよく解りません。

 

しかし、これでは若い学生さんは困ってしまいますね。

 

もちろん、「好きな音楽を仕事にして、十分な報酬」を得ている人もいます。

でも、割合で言ったら

・生活費は「他の仕事」で得ている音楽家、

・夫の収入で生活が成り立っているピアノ教師

など(2)(3)の境界にいるような先生が多いのかもしれません。

 

現実は現実としてきちんと伝えた上で、ではどうすればよいか?

……そのあたりを、しっかり伝えたいと思います。

 

・あくまで「ピアノ」の仕事をして、足りない分は「バイト」で補う。

・若い今は「ピアノ」で頑張り、30になったら夢をあきらめ「就職」。

・食べていくために「就職」し、「ピアノ」は趣味ボランティアで。

今は「就職」して経済力・人間力を高め、何年後かに「ピアノ」教室

・その他……

 

音大卒の就職に関して、就職課の職員が書いたベストセラー本はあるので、 

私は、現場のピアノ教師の目線で生の声を伝えてこようと思います。



2016年6月13日 (月)

書き物をするときの風景

「ピアノを教えること」が、私の一番の関心ごとで、

「ピアノを弾くこと」が、私の表現手段の一つです。

 

このところ、日記を書く何かを書く……「書くこと」もまた自分の表現手段の一つになっています。

 

書く場所は、修論も博論もそうでしたが、ダイニングテーブル

最近は、道具を持ってレッスン室に行くようになりました。

防音のレッスン室は静かなので、邪念を断ち切って集中できます。

 

書く時間は、。その方が、筆が進みます。

比べるのもおこがましいですが、作家の村上春樹さんは、朝4時から9時が執筆タイム。と、何かで読んだことがあります。やはり執筆タイムは「朝」が正解なのでしょう。

 

書き物をする机は、生徒さんがワークブックなどで使うテーブル。

机から目を上げると、窓の外の風景が見えます。

Mado1                              

今は、新緑。夏には花が咲き、秋には葉が枯れていき、冬には全く無くなり、春がくるとまた若葉が……。

Mado2  

自然が変化していく速度と、自分の執筆との競争です。

いえ、一緒に伴走していると思うと、力が湧いてきます。

 

以前、シニア生徒さんが載った新聞の見出しで、こんなのがありました。

楽器は、シニアの伴走者」(伴奏者の間違いではありません)。

        素敵ですね☆



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2016年6月 9日 (木)

60代のブログって、おもしろい!

 

最近、「60代」「定年後」などのカテゴリーのブログを読んだのですが、

なかなか、面白いです!

 

なぜでしょう?

……「広告収入」や「ビジネス」などが目的で書いている人は少なく、

純粋に、自分の「本音」を書いている(表現している)方が多いからでしょう。

 

実は私が、シニアのピアノ生徒さんに魅かれた理由も、それなのです。

将来のため、資格をとるため……そんな目的で習っているのではなく、

純粋に、ピアノが楽しいから、自分の心のために弾いている。

……その姿が素敵だと思ったのです。

でも、音楽って本来、そういうもののはず。

ブログも本来そういうものでは?

……私は、そう思います。



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2016年6月 8日 (水)

「ママ友」とバラ園に


子どもが小学生だった頃の「ママ友」Wさんと、先週久しぶりにご一緒。

当時の話題はもっぱら「子育て」でしたが、やがて受験のこと、やがて就職のこと、結婚のこと、年老いた親のこと、ついには、夫が退職したらどうしよう。困る~……等々、話題も時の流れとともに変わります。 

 

帰りにバラ園に。 

Rose1

ここ(元市長さんの家の庭)は、生徒さんから聞いて初めて来たのですが、15分位でこんな場所があるとは知りませんでした。

祖母の趣味がバラ作りだったため、子どもの頃の庭を思い出します。(残念ながら、その血は引かず、我が家の庭は悲惨)

Rose2

久しぶりの再会、楽しかったです♪

2016年6月 7日 (火)

シニアピアノ本のプレゼント、もうすぐ……

 

60歳以上」「初心者」のためのピアノの単行本・教本・ワークブック3冊プレゼント、

いよいよ明日、6/8(水)16で締切りになります。

Ikiiki5

書籍の『今日から弾ける いきいきピアノ』の内容を少しご紹介しますね。

・ピアノは何歳からでも始められる

・脳に効く楽器、第1位はピアノ

 ・シニアのピアノの始め方

 ・「両手の壁」は○○で乗り越えよう

  ……等々

 

・応募方法・詳細は……朝日マリオン

http://www.asahi-mullion.com/presents/detail/4927


ピアノを始めてみたい方、ご興味ある方は、どうぞ応募してみてくださいね。

 

ピアノで素敵なシニアライフを……♪

 


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2016年6月 6日 (月)

振込め詐欺さん、ピアノ教師はひっかかりません!

 

息子になりすました若い男性から、電話が来ました。

「あっ、居てよかった! あのさぁ……」

と馴れ馴れしく話を始めましたが、声がぜんぜん似ていない。

つくば市で多発している振込め詐欺に違いないと確信して、「番号をご確認ください」と切りました。

 

だって、ピアノ教師には、ちゃんと分かるんです。

声の質(音質)が違う、高さ(音高)が違う、速さ(テンポ)が違う、イントネーション(アクセント記号)が違う、話し方(フレーズ感)が違う、感じ(発想記号)が違う、ニュアンスが違う……

 

ピアノで「中央のド」の鍵盤を弾いても、同じ音じゃないんです。

「バシッと叩くような汚い音」「フォルテだけれど、ツーンと抜けるような音」「ぼやけたピアニッシモ」「ピアニッシモでも、クッキリ浮き出た音」……。

ピアノをやる人が、「きれいな音」を出すために、どれだけ苦労しているか? 

振り込め詐欺さん、ご存じ?

 

電話を切った後も腹が立って、「こう言えばよかった!」と後悔。

「振込み詐欺さん、バレバレよ!

そんな詐欺グループからは、早く足を洗って、まっとうな仕事を探し、真面目にコツコツ働いて! ……(延々とお説教)」

 

最後は、こう締めればよかったです。

「振り込め詐欺さん、ピアノ教師は、引っかかりませんよ☆

 


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2016年6月 5日 (日)

ピアノ教師もスニーカー女子に

シニア生徒さんは、素晴らしいです。

ピアノのことだけでなく、いつも1万歩くらい歩かれる方、つくば駅からピアノ教室までウォーキングでいらっしゃる方……。

近くでも、すぐ「車」を使ってしまう自分が恥ずかしい。それでなくても、職場が自宅のピアノ教師は、通勤が無いため歩かないのに……。

美容と健康のために、もっと歩こう☆

最近、年齢層を問わず街で、スニーカーを夏らしくコーディネートしてオシャレに履きこなす「スニーカー女子」を見かけます。

スカートが多い私は、うまく合わせる自信がないけれど、スニーカーに初挑戦☆


Sneaker_2

    ♪歩こう~、歩こう~~~♪

とりあえず最初の目標は、近所のスーパーまで歩いて”行く!

 

2016年6月 2日 (木)

音で遊ぶ人? 

 

今日から弾ける いきいきピアノ 』を取り上げてくださった雑誌が、先日届きました

私の想いをインタビューでうまく引き出し、素敵な1ページにまとめてくださいました。ありがとうございます。

 

見出しが、

60歳以上のピアノ初心者」必携の書

脳に効くピアノで人生を豊かに! 

Myujin1_2

これは、会員限定の月刊誌なのですが、音で遊ぶ人と書く『音遊人みゅうじん)』です。 

 

今号の特集は、

山で音楽、海で音楽

これからの夏……何だかワクワクしますね☆

 

この会報誌のサブタイトルは、

音楽があると人生は楽しい。」

 

そう! この記事がきっかけでピアノレッスンを始めた先生方やシニアの方の「人生が楽しくなることを願っています♪



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