振込め詐欺さん、ピアノ教師はひっかかりません!
息子になりすました若い男性から、電話が来ました。
「あっ、居てよかった! あのさぁ……」
と馴れ馴れしく話を始めましたが、声がぜんぜん似ていない。
つくば市で多発している振込め詐欺に違いないと確信して、「番号をご確認ください」と切りました。
だって、ピアノ教師には、ちゃんと分かるんです。
声の質(音質)が違う、高さ(音高)が違う、速さ(テンポ)が違う、イントネーション(アクセント記号)が違う、話し方(フレーズ感)が違う、感じ(発想記号)が違う、ニュアンスが違う……
ピアノで「中央のド」の鍵盤を弾いても、同じ音じゃないんです。
「バシッと叩くような汚い音」「フォルテだけれど、ツーンと抜けるような音」「ぼやけたピアニッシモ」「ピアニッシモでも、クッキリ浮き出た音」……。
ピアノをやる人が、「きれいな音」を出すために、どれだけ苦労しているか?
振り込め詐欺さん、ご存じ?
電話を切った後も腹が立って、「こう言えばよかった!」と後悔。
「振込み詐欺さん、バレバレよ!
そんな詐欺グループからは、早く足を洗って、まっとうな仕事を探し、真面目にコツコツ働いて! ……(延々とお説教)」
最後は、こう締めればよかったです。
「振り込め詐欺さん、ピアノ教師は、引っかかりませんよ☆」
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