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2016年7月 6日 (水)

ピアノのトレーニングは、長くやればやるほど……

 

「シニアのピアノ学習による健康効果」が博論のテーマだったため、

似たテーマの本を見つけると、つい買ってしまいます。

 

その一つが、この「生涯学習脳」(瀧靖之、ソレイユ出版)。

Taki2                              

中に、こんなことが……。

ピアノのトレーニングを長くやればやるほど、

脳の右と左をつなぐ脳梁の厚みが増す(認知症の予防になる)。

理由は、ピアノは、右手と左手が同時に違う動きする楽器だから。 

左右が同時にちがう動きは、もちろん難しいけれど……、でも、脳ではとても良いことが起こっています。

 

私も書きましたが、

楽譜を読みながら演奏する場合には、さらに脳が使われている

そう、間違えずに弾けるという「結果」よりも、

むしろ、学習する「過程」こそが、脳には重要です。

 

最初から覚えてしまって、暗譜で弾こうとする方もいますが、

最初のうちは、しっかり楽譜を見て弾いてください(その方が、読譜力もつきます)。

 

そして「正確に弾けました」となったら初めて、楽譜をしっかり記憶しましょう。

 

ひたすら回数を弾くだけの「やみくもな暗譜」ではありません。

目・口・耳・脳・指……様々な機能を使った「正しい暗譜」の方法で(詳細は『いきいきピアノp.73「暗譜演奏を本番で成功させるコツ」)。

 

本番でうまく弾けても弾けなくても、人の前で、暗譜でソロ演奏するという経験、 

ハラハラドキドキ感、ワクワク感、

そして演奏後、仲間との楽しいお喋りタイム、

……みんな、脳に良いことばかり☆

 

この本にも、そのようなことが書いてありました♪



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