ピアノのトレーニングは、長くやればやるほど……
「シニアのピアノ学習による健康効果」が博論のテーマだったため、
似たテーマの本を見つけると、つい買ってしまいます。
その一つが、この「生涯学習脳」(瀧靖之、ソレイユ出版)。
中に、こんなことが……。
ピアノのトレーニングを長くやればやるほど、
脳の右と左をつなぐ脳梁の厚みが増す(認知症の予防になる)。
理由は、ピアノは、右手と左手が同時に違う動きする楽器だから。
左右が同時にちがう動きは、もちろん難しいけれど……、でも、脳ではとても良いことが起こっています。
私も書きましたが、
楽譜を読みながら演奏する場合には、さらに脳が使われている。
そう、間違えずに弾けるという「結果」よりも、
むしろ、学習する「過程」こそが、脳には重要です。
最初から覚えてしまって、暗譜で弾こうとする方もいますが、
最初のうちは、しっかり楽譜を見て弾いてください(その方が、読譜力もつきます)。
そして「正確に弾けました」となったら初めて、楽譜をしっかり記憶しましょう。
ひたすら回数を弾くだけの「やみくもな暗譜」ではありません。
目・口・耳・脳・指……様々な機能を使った「正しい暗譜」の方法で(詳細は『いきいきピアノ』p.73「暗譜演奏を本番で成功させるコツ」)。
本番でうまく弾けても弾けなくても、人の前で、暗譜でソロ演奏するという経験、
ハラハラドキドキ感、ワクワク感、
そして演奏後、仲間との楽しいお喋りタイム、
……みんな、脳に良いことばかり☆
この本にも、そのようなことが書いてありました♪
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