苦悩の始まり -シニアのための編曲(3)
同じメロディーでも、「伴奏に、どのような音をつけるか?」で印象がだいぶ変わります。
*左手で弾くバス音とメロディー音との重複を避ける。
(たとえば、メロディーの音が「ド」の時、左手は「ド ミソ…… 」ととらず、展開型で「ミ ソド……」とした方が、響きがきれい。
*教本(2)では、すべて「シレソ(シファソ)」を使ったけれど、
使うべき箇所ではⅤのバス音に「ソ」を。Ⅰの四六(Ⅰだけれどバスに「ソ」)等々。
*和音進行上、重要な音は根音をきちんととる(展開型を使ったりしない)。
*借用和音・代理和音・経過和音……などで響きを豊かに。
*ⅤではなくⅤ7の時は、きちんと第7音も入れ……
……などの基本により、響きのきれいな洗練された音楽に♪
ところがドッコイ、そうは問屋が卸さないのです。
編曲者(シニア指導もして、編曲もする者)は苦しみ、葛藤が始まります。悶々
理由は次回。
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