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2016年8月18日 (木)

恥かきたくない&きれいな響きも -シニアのための編曲(4)

ソロ演奏は、原則として暗譜で弾きます。

 

シニアホームコンサートでソロ演奏をすると、次の二通りがあるのです。

A】いつも通りに、暗譜で弾ける曲

B】途中で音を忘れてしまい悲惨な結果になる曲(家ではスラスラ暗譜で弾けたのに……)

 

A】になるか【B】になるかは、ある法則がありました。

 

速い曲、細かい音符がパラパラ動く曲が、【B】になるわけでは決してありません。

 

左手で弾く和音が、何種類あるか? で決まるのでした。(「ドミソ」と「ミソド」は、別の2種類)

 

そのようなわけで、1曲で使用する左手の和音の種類は、なるべく少なくしたい。

 

メロディー音とバス音との重複は、きれいな響きではないかもしれないけれど、

でも、音をはずして不協和音を出すよりはずっと良い。

 

……でも、いつまでも2巻の4種類の和音だけでは進歩がない。

もっと色々な音を使って、素敵な音楽を奏でたい。

 

……でも、音が増えればミスも増えるし、暗譜を忘れて恥をかくのはマズイ。

でも、でも……(葛藤は続く。悶々)

 

 

というわけで、段階を追って、和音の種類は少しずつ増やすことに。急激にではなく。

 

1段階(教本2)……《4種類》(ハ長調なら、ドミソ・ドファラ・シレソ・シファソ)

2段階(教本3)……《10種類以内》上記 + 種類の和音。

3段階(教本3終了)…《15種類以内》メロディとバスの音との重複を避けるなどの基本に留意。(但し、他に難しい要素がある場合は例外)

4段階(第3段階を卒業後)…《20種類以内》

 

シニアのための編曲は、少しずつ時間をかけて、焦らない、焦らない……

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コメント

みかん先生

コメント、ありがとうございます☆

みかん先生のブログも見にいきました。
大学院で忙しいのに音楽会やイベント……色々☆
みかんさんのパワー、少し分けて欲しいです!

ブログの編曲シリーズはまだ途中で、もう少し続きます。
気が向いた時にでも見にいらしてくださいね♪

暑さに負けずがんばろう (^-^)/~~~


シニアのための編曲シリーズ、楽しみに拝読させていただいています。

今日の記事は、なるほどです!自分もよく【A】が【B】になるので「?」でしたが、そういう法則があったとは☆

確かに暗譜の場合、左手を見ていることが多いので(あくまで自分のケースですが)、左手の和音の種類は、暗譜に大きく影響すると思います。

先生の楽譜の完成、楽しみにしています!

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