恥かきたくない&きれいな響きも -シニアのための編曲(4)
ソロ演奏は、原則として暗譜で弾きます。
シニアホームコンサートでソロ演奏をすると、次の二通りがあるのです。
【A】いつも通りに、暗譜で弾ける曲
【B】途中で音を忘れてしまい悲惨な結果になる曲(家ではスラスラ暗譜で弾けたのに……)
【A】になるか【B】になるかは、ある法則がありました。
速い曲、細かい音符がパラパラ動く曲が、【B】になるわけでは決してありません。
左手で弾く和音が、何種類あるか? で決まるのでした。(「ドミソ」と「ミソド」は、別の2種類)
そのようなわけで、1曲で使用する左手の和音の種類は、なるべく少なくしたい。
メロディー音とバス音との重複は、きれいな響きではないかもしれないけれど、
でも、音をはずして不協和音を出すよりはずっと良い。
……でも、いつまでも2巻の4種類の和音だけでは進歩がない。
もっと色々な音を使って、素敵な音楽を奏でたい。
……でも、音が増えればミスも増えるし、暗譜を忘れて恥をかくのはマズイ。
でも、でも……(葛藤は続く。悶々)
というわけで、段階を追って、和音の種類は少しずつ増やすことに。急激にではなく。
第1段階(教本2)……《4種類》(ハ長調なら、ドミソ・ドファラ・シレソ・シファソ)
第2段階(教本3)……《10種類以内》上記 + 種類の和音。
第3段階(教本3終了)…《15種類以内》メロディとバスの音との重複を避けるなどの基本に留意。(但し、他に難しい要素がある場合は例外)
第4段階(第3段階を卒業後)…《20種類以内》
シニアのための編曲は、少しずつ時間をかけて、焦らない、焦らない……
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コメント
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みかん先生
コメント、ありがとうございます☆
みかん先生のブログも見にいきました。
大学院で忙しいのに音楽会やイベント……色々☆
みかんさんのパワー、少し分けて欲しいです!
ブログの編曲シリーズはまだ途中で、もう少し続きます。
気が向いた時にでも見にいらしてくださいね♪
暑さに負けずがんばろう (^-^)/~~~
投稿: 60歳からのピアノ | 2016年8月21日 (日) 23時21分
シニアのための編曲シリーズ、楽しみに拝読させていただいています。
今日の記事は、なるほどです!自分もよく【A】が【B】になるので「?」でしたが、そういう法則があったとは☆
確かに暗譜の場合、左手を見ていることが多いので(あくまで自分のケースですが)、左手の和音の種類は、暗譜に大きく影響すると思います。
先生の楽譜の完成、楽しみにしています!
投稿: みかんぴあの | 2016年8月19日 (金) 20時23分