ピアノの先生方へお願い: 子どもを自殺から救ってください
「今日、学校は休んだけど、ピアノ教室には来た (^-^) 」
と言って弾き始める中学生を、かつて2人教えたことがあります(N子ちゃん、H君)。
子どもを対象にレッスンしていた頃の話です。
「学校」には行けないけれど、「ピアノ」には行ける?
……なぜ???
団体行動、規則、試験、点数、受験、殺伐とした空気……の学校。
教員も忙しく、一人一人の話をゆっくり聞く時間などない。
不登校、いじめ、自殺……子どもの世界も、大変。
それに比べ、ピアノ教室は、
少なくとも30分、自分1人だけを優しい目で見ていてくれる先生、
美しい音色、楽しい音楽、暖かい空気……
疲れた子どもの心の癒しになるのでしょうか?
やがてK子ちゃんは、国立大音楽教育学部に進み、
H君は、大学卒業した今、音楽関連の仕事をしているとお父様から伺いました。
学校に行けなくなるのは、心が敏感で繊細なのかもしれません。
そんな繊細さこそ、音楽には必要なのでしょう。
中学生の自殺が最も多いのは、夏休み明け(9/1)と、今日の新聞に出てきました。
(9月の3週目までが要注意)
ピアノの先生方、注意深く子どもを見て、もしSOSに気づいたら、救ってあげてください。
ピアノ教室は、「ピアノを上手にする」だけの場所ではない気がします。