「シンクロナイズド・スイミング」から「ピアノ指導」 -3-
「音楽」は好きだった。
「泳ぐ」のも好きだった。
大学のサークル活動は、「音楽」と一緒に「泳ぐ」シンクロナイズドスイミングを選んだ。
水中で逆さになって、脚を開き、クルクル回転。
四方の壁が逆さに見える。息を止めているので、だんだん酸欠ぎみ。
脚に力を入れ、つま先までピンと伸ばし、懸命に腕をかくと、ますます酸欠……でもガマン。
……そんな忘れていた感覚が、先日のオリンピックを見たら、蘇ってきました。
今の仕事とは全くつながっていませんが、シンクロから学んだことは沢山。
・仲間の力は大切。
・でも、仲間が休みでも一人でめげずに練習する。自分が「好きなこと」なら出来る。
・雨が降っても、雷が鳴っても、やめない。(どうせ濡れているし)
・苦しくても、笑顔で頑張る。(優雅に見える白鳥も、水面下では必死で足を搔いている)
・指導者は重要。
目標に向かって一緒に考え、客観的にアドバイスしてくれ、自分の頑張りを見ていてくれるだけで……自己流で頑張るのとは、大違い!
・指導者のひと言・指導の方法・人間的魅力が、頑張る意欲を高め、上達へと導いてくれる。
私も、「指導」の仕事をしたいと思った。
その頃、あることに気づき始めていた。
自分は「ピアノが嫌い!」と思っていたけれど、実は、つまらない「練習が嫌い」、あの怖い「レッスンが嫌い」なだけだったのだと。
そして、講師資格のために勤しみ、卒業後はヤマハ講師となった。
つづく
シニアの曲集:
内容
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