ちょっと長めで魅力的で -シニアのための編曲(9)~(10)
●長さは -シニアのための編曲(9)
①第3巻終了あたりまで来ると、あまり短い曲(8小節、16小節で終わり)よりも、ある程度の長さのある曲を弾く方が満足感が高まるようです。
②しかし、あまり長いと集中力が持たず暗譜演奏が難しくなります。
そこで、「ABAの構造」でAが2回出てくる曲、「AA’の構造」でテーマを変化させて、もう一度弾く。(左手は同じで、右手のみ1オクターブ上がる、装飾をつける等)
などで、「長い曲を弾く」「暗譜の成功率を高める」の二つを両立できます。
(Aが2度くり返されても、全く異なる左手では、効果低い)
●魅力的な見せ場も -シニアのための編曲(10) -
そして、どこか一カ所、難しい弾き方、見せ場、カッコイイ所など、聴かせ所があると、意欲が湧きます。人前で弾く場合は特に。(例えば、ペダルを踏む、アルペッジョでパラパラ、腕をクロス、鍵盤の中央だけでなく端まで使う……等々)ただし、「難易度」で書いたように「頑張れば手が届く」難しさです。
つづく
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