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2016年9月 2日 (金)

ちょっと長めで魅力的で -シニアのための編曲(9)~(10)

 

●長さは -シニアのための編曲(9)

①第3巻終了あたりまで来ると、あまり短い曲(8小節、16小節で終わり)よりも、ある程度の長さのある曲を弾く方が満足感が高まるようです。

②しかし、あまり長いと集中力が持たず暗譜演奏が難しくなります。

そこで、「ABAの構造」でA2出てくる曲、「AA’の構造」でテーマを変化させて、もう一度弾く。(左手は同じで、右手のみ1オクターブ上がる、装飾をつける等)

などで、「長い曲を弾く」「暗譜の成功率を高める」の二つを両立できます。

A2度くり返されても、全く異なる左手では、効果低い)

 

●魅力的な見せ場も -シニアのための編曲(10) -

そして、どこか一カ所、難しい弾き方、見せ場、カッコイイ所など、聴かせ所があると、意欲が湧きます。人前で弾く場合は特に。(例えば、ペダルを踏む、アルペッジョでパラパラ、腕をクロス、鍵盤の中央だけでなく端まで使う……等々)ただし、「難易度」で書いたように「頑張れば手が届く」難しさです。

                      つづく

 

Taniku_2
1オクターブ半のピアノ(多肉植物)

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