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2017年5月28日 (日)

長く生きてきたシニアならではの演奏を……

 

「どうだ!」と言わんばかりに、テクニックを誇示するような演奏、

大ホールで、「これでもか~」とアピールするようなバリバリ弾く演奏会、

……若いときは、そんな演奏に魅かれ、自分もそんな風に弾きたいと憧れたものです。

 

でも今は、そういうのはちょっと……No, thank you.

もっと肩の力が抜けていて、心に優しい質の高い演奏に魅かれます。

 

先日、浜離宮朝日ホールで、ハープを聴きました。

 

たくさんの楽器の多くの音による大迫力演奏と違い、

ハープたった1台の演奏。

 

でも、その1台が丁寧に紡ぐ音楽の世界、それがまた心に染みて素晴らしかったのです。

 

 

シニアの生徒さんの演奏のことを考えました。

指は、子どものようにパラパラ速くは動かないかもしれません。

テクニック的な難易度は、高くない曲かもしれません。

でも、心のこもった丁寧な演奏で、聴き手の心に伝わってくるものがある演奏。 

 

そんな、長く生きてきたシニア生徒さんならではの演奏を、うまく引き出してあげられれば……そう、思いました。

明後日はホームコンサート。シニアならではの演奏を楽しみに……♪

 

 

(山から出てきました)
Blueberry
 

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