音楽の「断捨離」 ~スコア譜とともに悶える
今までに、連弾曲で取り上げたものは、
「連弾:さくらさくら連弾」(『趣味で楽しむピアノレッスン2』)
「連弾:よろこびの歌」(『趣味で楽しむピアノレッスン3』)
など、「メロディー」と「2小節が弾ければ全て弾ける伴奏」でした。
ですから、連弾の大変さよりも、「合わせる楽しさ」の方を感じられました。
でも、「ピアノ協奏曲No.1」は、その方法では無理。
さーて、どうすればよいの?
参考になるかと、この曲の他のソロ用楽譜を見てみました。
でも、どれも高難度な上級テクニック!
まったく役に立ちません。
何十名ものオーケストラ奏者とピアニストによる「協奏曲」を、
たった2人によるピアノ「連弾曲」にしただけで、華やかさは軽減。
それをまた「ソロ曲」にすると、さらに軽減され、
しかも、高度なテクニックを使わず……となると、
……ああ、むずかしい。。。(葛藤)
そこで、一からスコア譜を見て考えることに。
生徒さんの力量以上の高難度にせず……、
でも、原曲の素敵な雰囲気が感じられ……、
ミスする確率を、できるだけ低く……、
シニア生徒さんが、楽しく、気持ちよく弾ける。
……目指すは、そんな編曲。
そのために、何を捨て、何を残すのか?
どの音には目をつむり、どの音は重要視するのか?
……まさに、音の断捨離。
スコア譜とにらめっこで、もだえ狂う私でした。
(この記事の「つづき」は……2ヵ月後。
弾けるようになる? ならない?
2ヵ月後のホームコンサートで。)