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2017年9月21日 (木)

音楽の「断捨離」 ~スコア譜とともに悶える 

 

今までに、連弾曲で取り上げたものは、

「連弾:さくらさくら連弾」(『趣味で楽しむピアノレッスン2』)

「連弾:よろこびの歌」(『趣味で楽しむピアノレッスン3』)

など、「メロディー」と「2小節が弾ければ全て弾ける伴奏」でした。

ですから、連弾の大変さよりも、「合わせる楽しさ」の方を感じられました。

 

でも、「ピアノ協奏曲No.1」は、その方法では無理。

 

さーて、どうすればよいの?

 

参考になるかと、この曲の他のソロ用楽譜を見てみました。

でも、どれも高難度な上級テクニック

まったく役に立ちません。

 

何十名ものオーケストラ奏者とピアニストによる「協奏曲」を、

たった2人によるピアノ「連弾曲」にしただけで、華やかさは軽減。

それをまた「ソロ曲」にすると、さらに軽減され、

しかも、高度なテクニックを使わず……となると、

……ああ、むずかしい。。。(葛藤)

 

そこで、一からスコア譜を見て考えることに。 

Pianoconcerto1

生徒さんの力量以上の高難度にせず……、

でも、原曲の素敵な雰囲気が感じられ……、

ミスする確率を、できるだけ低く……、

シニア生徒さんが、楽しく気持ちよく弾ける。

……目指すは、そんな編曲。

 

そのために、何を捨て、何を残すのか?

どの音には目をつむり、どの音は重要視するのか?

……まさに、音の断捨離

Pianoconcerto2


スコア譜とにらめっこで、もだえ狂う私でした。

 

 

(この記事の「つづき」は……2ヵ月後。

弾けるようになる? ならない? 

2ヵ月後のホームコンサートで。)


2017年9月18日 (月)

生徒さんの言い分にも、一理あり

 

連弾:「チャイコフスキーのピアノ協奏曲No.1」を生徒さんたちに紹介したら、

全員一致で、「その曲、弾いてみたい!!

 

ところが! 生徒さんが弾くには、ある条件があったのです。

 

「連弾ではなく、1人で弾きたい

という条件でした。

 

「家で、自分のパートだけ弾いてもつまらない」

「レッスン時間以外は、一緒に練習できない」

「演奏が正しいかどうかも、よくわからない。」

……などが理由。

 

確かに連弾って、パート譜を弾いても、あまり魅力的ではない。

全パートが一緒に響いて、初めて素敵な音楽に☆

 

しょっちゅう一緒に練習できる「楽団」「部活」「家族連弾」などとちがい、

生徒さん同士が合わせられるのは、レッスン時のみ。(週に1度。隔週なら14日にたった1度)

 

生徒さんの言うことにも、一理あり

 

うーん、どうしたらよいものか……?

 

このような希望が出ることを全く想定していなかったため、

私は安易に、こんな言葉を口にしたのでした。

「それでは、この連弾曲を、ソロ曲に編曲しましょう。」

 

そのときの私は、その後にどんな地獄が待っているかなど、考えも及びませんでした。

               (つづく)

2017年9月16日 (土)

「チャイコフスキーのピアノ協奏曲No.1」で全員一致も……

 

2人で弾く「連弾曲」、何人かで弾く「アンサンブル曲」を、

楽しいです♪ 大好き☆

とおっしゃる生徒さんもいらっしゃいます。

 

個々の演奏力がまだ高くなくても、何人かでパート分けして弾くことで、素晴らしい音楽の世界が広がりますものね♪

その気持ち、わかります☆

 

あるグループで、次に弾く曲を決めるとき、選択肢の一つに、『趣味で楽しむピアノ・レッスン レパートリー 月光』の中の連弾:「チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1」をとりあげました。

雰囲気を伝えるために、私一人で弾いて……。

 

それを聴いた生徒さんたちは、全員が、「弾いてみたい!!」との希望で一致☆

 

やはり、素敵な曲ですものね♪

誰でもがどこかでメロディーを聴いたことのある名曲。

ええ、ええ。私も、大好きです♪

 

ところが、生徒さんが弾くには、ある条件があったのです。

その条件とは……

       (つづく)

2017年9月 7日 (木)

音楽教室「存続に関わる」

 

音楽教室「存続に関わる」

……なんとも嫌な見出しが、新聞に。

 

ダンス教室・カラオケ店・コンサート等と同様に、

「楽曲の使用料を、音楽教室も負担してもらうことが、公平だ

と主張するJASRACと、

「音楽教室には、著作権使用料は発生しない」と考える音楽教育を守る会」が裁判で争うことに。

  JASRACは、長年の法的闘争での積み重ねがあるため、勝訴に「100%の自信」があるそう。

具体的に、音楽教室は、どのくらい負担することになるのでしょう?

 

「受講料の2.5%ということなので……

月謝が1000円としたら→25円、

8000円としたら→200円、

1万円としたら→250

仮に月謝1万円とした場合

生徒が10名なら→教室は2500円負担(楽譜代くらい?)

20名なら →教室は5000円(コンサートチケット代くらい?)

40名 →教室は1万円(1人、月謝を払わなかったと同じことかぁ。)

 

 

当面は「個人教室は対象外」……なんて、楽観視していられません。

大手音楽教室が著作権料を負担するようになれば、

個人の音楽教室も負担してもらうのが、公平

と、主張し始めるのは目に見えています。

それが、今まで長年、法的闘争で勝訴してきたJASRACの手口ですから。

 

ヤマハ音楽振興会の三木理事は、

「著作権料の負担は、教室の存続に関わる問題」とおっしゃっています。

本当です。どうすればよいのか解らない私ですが、

音楽教育を守る会」のページも見ることにしましょう。



2017年9月 6日 (水)

「自分の演奏」を録音して、メール送信する方法

 

演奏の録音データの送り方を、メモしておきます(備忘録)。

 

ICレコーダーに録音したら、USBをパソコンに挿し、その音声ファイルをPCに移動。

Ic_2

このファイル(mp3)でCDを作成したことはあったのですが、送信は初めて。


1) 普通のメール添付では重すぎるので、

  データ便(無料のライトプラン)を開く(FireStorage等でも)

 https://www.datadeliver.net/

 

2) 音声ファイルをズリズリし、通知アドレスなどを書き、
   アップロード。

 

3) 「ULR取得画面へ」をクリックし、

短縮URLの発行の「作成」ボタンをクリックし、

出てきた短縮URLをコピペする。

 

(4)その短縮URLを、送りたい人にメールする。

(試しに自分も、文字か図をクリックしてダウンロードしてみよう)

 

重い音声データも、すぐ送れて便利☆



2017年9月 1日 (金)

「レッスン見学会」、無事に終わりました


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レッスン見学会が、昨日、無事に終わりました。

小雨のなか、山梨や新潟など各地から熱心な先生方がいらしてくださいました。


「レッスン見学」というと、

生徒さんがかなり「出来上がった状態」でお見せしたいものです。

でも、先生方が知りたいのは、

「まだ弾けない生徒を、どのようにして弾けるようにしていくか?」かと思います。

そのようなわけで、その曲を初めて習う「第1回目」のレッスンをお見せしました。

 

生徒さんたち、緊張しないでレッスン受けられるかしら? と少し心配でしたが、とんでもありません。全く余計な心配!でした。

いつもと同じように、落ち着いてレッスンを受けられ、

また、見学の先生方に、

「ふだん、どのように練習しているか?」

「ピアノに対する想い」などを、解りやすく伝えてくださいました♪

 

見学の先生方が、緊張しないような雰囲気を作ってくださったおかげかと思います。

とても暖かい目で生徒さん方を見守り、励みになる言葉がけをしてくださって……。

皆さん、きっと素晴らしい指導者になるに違いないと実感しました。

 

ただ私だけ……、緊張してしまい、予定していたことを色々と忘れ……、反省ばかり。

来られなかった先生方のためにビデオを撮ろうと、三脚にセットし、スイッチを押せばよいだけだったのに……うっかり押し忘れました。

本当に「困った人」です。(次のレッスンで、生徒さんにお願いして、また撮らせて頂かなくては…)

 

至らない先生ですが、素晴らしい生徒さん達に恵まれ、

暖かく心優しい先生方のおかげで、楽しいレッスン見学会になったことを、嬉しく思います。

ありがとうございました。

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