“エリーゼのために”が、数週間で弾ける!……わけはない
「一日たった〇分、〇週間で“エリーゼのために”が弾ける!」
みたいな魅力的なタイトルを見せて、売ろうとする類の本があります。
その人参にひかれて、購入する人は必ずいるので、
発売当初、多く売れます。
しかし、実際に弾けるわけはありません。
そんな虫のいい方法、美味しい話はありません!
すると、
「タイトルに偽りあり」
「だまされた」
「買って、お金を損した」
……読者はそう思うでしょう。
悪評は自然と広がり、数年で消滅していく本が結構あります。
一方、人参など使わず、真に内容で勝負する中身の良い本は、
最初のうちは、それほど売れないかもしれません。
しかし、読者が、
「買って、よかった!」
と心から思うと、人にお勧めしたり、推薦図書にしたり……。
そして、結果として売れることに。
単に売上を伸ばすためだけに、
人参をチラつかせる本、
価格を低く設定して、伝えたい事が伝わらない「安かろう悪かろう」の本
読者に、「だまされた」「買って損した」と後悔させる本、
を出してはいけません。
もっと基本にもどり、何のために本を出すのか?
その本で、人々を幸せにするため、世の中を良くするために出すはず。
そんな、人々を幸せにする良書を、私は誠実に書きたいと思います。
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