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2017年12月25日 (月)

「3歳児の指導」と「シニアの指導」に共通点


ムジカノーヴァ特集「脳・心・骨格から知る こどもの発達に合わせたレッスン」の続きです。

「身体の発達」という観点からI先生が書かれた文を見てビックリ。

3歳児の注意すること:手を見て弾かない。

手を見ないで、音符を目で追って弾くように指導。


アッ、私のシニア指導と同じ!

シニアは心配なのか、つい手を見たくなるのですが、

その癖がつくと、何年たっても手を見ないと不安で弾けません。 

手を見る →楽譜から目を離す →つまり、覚えないと弾けない →先に行って、進みが遅い。
の悪循環。

 

『趣味で楽しむピアノ・レッスン』第1巻を、
5つの鍵盤に5本指を置いたまま弾ける曲ばかりにしたのは、

「手を見なくても弾けるんだ!」という自信をつけて欲しかったからです。 

 

鍵盤を見て、その音を探して弾く方法もあります。例えば、

・キーボードの光ナビゲーション

・いきなり『エリーゼのために』などを、次の音を鍵盤で探して、1本指で弾かせる方法など

……手っ取り早く弾かせる単純な方法ですが、

指導経験の長い先生は、絶対にやらせない(避ける)方法です。弊害を痛感しているので。

 

 

3歳児の指導」と「シニアの指導」、大きく異なりますが、

長く指導して感じる共通点もあるのですね。

 

日頃からシニア生徒さんに言っていたのと同じことが、

3歳児の課題に書かれていて、

……しばし、その記事に見入ってしまったのでした。



Curtain_2
薄汚れたロールカーテンを取替えたついでに、レースのカーテンも新しく。
Curtain2
レッスン室も、ちょっと気持ちよく♪

 

 

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