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2018年7月27日 (金)

「アガラナイ」ための傾向と対策  [2]


①曲の難易度

《傾向》

10の力を持っている人が、5の曲を弾く場合、そうアガらない。

10の力の人が、10または11の曲を弾こうとする場合、アガル傾向。

 

《対策》

たまには、自分の力以上の難曲・大曲に挑戦することも大切です。

でも、誰かに聴いて頂こうという場合は、

余裕をもって弾ける選曲をすると、完成度の高い演奏ができ、

聴いている人が、「気持ちいい~♪ 素敵~♪」と感じてくださるはず。

 

②練習量

《傾向》

自分で納得のいく練習を十分に出来た場合、あまりアガらない

十分な練習が出来なかった場合に、アガル傾向。

自分の演奏に自分で自信が持てず、不安感からアガルのでしょう。 

 

《対策》

大人は、家庭の事情や色々な都合で練習できない時もあります。

でも、工夫した質の高い練習を、1回でも多く、1時間でも多くすることで、

アガル確率は確実に減ります。

 

 演奏する状況

《傾向》

いつも住んでいる家で、独りで弾いている時、アガル人はいません

いつもと違う状況から、いつもの調子が狂ってしまいアガルのです。

 

《対策》

本番と同じ靴ドレスで弾いてみるのも、おススメ。

わざとテレビの音を流したり、薄暗くしたり……

どんなに弾きづらい状況であっても弾けるようにしておくと、安心。

 

④気持ちの持ち方

《傾向》

自分の実力より「上手に見せよう!」と背伸びする時に、アガル

家で独りで弾いている時は、そんな気持ちは起きないので、上手く弾けます。

しかし、人が見ているとつい、

恥、かきたくない!

「実際より上手に見せたい!

が出て、が入ってしまうからアガルのです。

 

《対策》

どんなに転んでも、どんなに背伸びしても、

私以上にもならなければ、私以下にもならない。」

という「居直り」も大切。


       (次回は、処方箋を……)



Safinia

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