« 「アガラナイ」ための傾向と対策  [2] | トップページ | 第3回シニアピアノ講師養成セミナー2018 »

2018年7月31日 (火)

「あがらない」処方箋  [3] 

あがらないための処方箋は、何でしょう?

⑤ アガらない保険

病気や事故には絶対に遇いたくないけれど……、

万が一の場合のため、保険に入ります。

 

ピアノも、絶対アガッたり失敗したくはないけれど……、

万が一の場合、被害を最小限に抑えるための策を講じておくことも大切。

 

《対策》 万が一、ここで解らなくなったら

→この段のココに、すかさず戻る。

と決めておき、わざと間違えてみる。

決めた場所にサッと戻り、さりげなく弾き始められれば、安心。

 

……こんな状況には絶対なりたくないけれど、

最悪の事態への備えがあると思うと、

人間、安心感からか、意外とアガらないもの。

 

 

⑥ アガらない食べ物

番組名は忘れてしまったのですが、過去に見たTV番組で言っていた事です。

   「アガらない食べ物は『カツ丼』。」

「勝つ」の縁起かつぎだけではなく、科学的理由があるようです。

 

危機的な状態・失敗するのではないか?

という不安な状態に置かれると→

→人間は、ノルアドレナリンなど副腎皮質ホルモンが多量に分泌される→

→そのため、中枢神経がオーバーヒート状態になる→

→すると、精神的ストレスを感じる。

このストレス状態が「あがった状態」なのだそうです。

 

ビタミンB1豚肉に多い)→オーバーヒートを沈める働きがある。

ビタミンB1硫化アリル玉葱に多く含まれる)と一緒に摂取するとより効果的。

(硫化アリルは加熱すると分解してしまうので、玉葱は生で食べると良い。)

 

というわけで、演奏3時間前に「カツ丼さらし玉葱」を食べるのがおすすめ!

 

(※なにしろTVの聞きかじりのため、私は保証できませんが、気休めにはなるかと…)

 

 

 息のしかた

順番を待っている時ってドキドキして、イヤ~ですね。

 

《対策》

ドキドキドキ……いつもより心拍数が高い、テンションがハイだと感じたら、

→呼吸は、吸う時よりも吐く時に、ゆっくり長く吐く。

すると、だんだん心拍数も下がり、落ち着くはず。

(ちなみに、心拍数が高くなると、テンポ感が違ってきて、

たいてい速く弾いてしまいます。)

 

(もし反対に、落ちつき過ぎて、気分が全然高まらない時は……、

吐く時よりも、吸う時に、時間をかけ酸素をたっぷりとると良い。)

(自律神経系の基本)

 重心(座り方)

これも、何かの本に書いてありました。

 

腹筋(丹田:おへその下あたり)に力が入っていれば、

重心が下に下がるので、あまりアガらない

下腹に力が入った「腹が座っている」と言う状態でしょうか?

反対に、重心が高いと、ふわふわと舞い上がりやすい

(次回につづく)

Img_0977_2_3

看板の前で自撮りする困ったおばさん

« 「アガラナイ」ための傾向と対策  [2] | トップページ | 第3回シニアピアノ講師養成セミナー2018 »

コメント

それは、よかった!

お役に立てて光栄です(^^♪

「あがらない」シリーズ、まだ続く予定です。
最近、ブログをさぼりがちなので、
ぼちぼち頑張りますね (^^)/

発表会で、いつも曲の途中で止まってしまう生徒さんにさっそく、ブログの内容を伝えてみると、「それは、いいアイデアだ」と、希望の光が見えたような明るい表情をしていました。
次回の発表会から実践してもらうようにします。
ありがとうございました。

この記事へのコメントは終了しました。

« 「アガラナイ」ための傾向と対策  [2] | トップページ | 第3回シニアピアノ講師養成セミナー2018 »