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2018年9月 8日 (土)

アガリそう・ミスしそうな箇所は、ココ   [4]

「あがらない」シリーズが [ 3 ] で中断していましたが、再開します。


「ここで、アガリそう」「そこで、ミスしやすい!」という危険箇所はどこ?

 

 リピート後にミスする

「一回目に間違えずに弾ければ、当然2回目も弾けるはず。」

と単純に考えますよね。でも、現実は……

なぜか皆さん、ミスするのは絶対に2回目。

フッと安心して、「気の緩み」がどうしても出るのでしょう。


《対策》リピート記号があっても、全く同じ事のコピーではなく、

ニュアンス弾き方を変えてみましょう。

1回目は重めに、2回目はもっと明るく…など。

 

 テンポがゆっくりになった時、急にアガル

テンポの速い部分から「ゆっくりに変わった部分」は危険。

とても速く難しく心配だった部分を無事クリアすると、ホッと安心。

その「気が緩んだ瞬間」にアガリは襲ってきます。

そして急に、手がブルブル足ガタガタ・・・

 

《対策》万が一「手に震え」がきてしまった場合は……

 ・メロディーを頭の中で一生懸命歌いながら弾こう。

 ・鍵盤にしがみつくような感じで弾こう。絶対にあきらめない。

 

 最後の1小節でコケル

最後の1小節」「最後の1音」も危険。

やはり「ゴール」が見えた瞬間、集中が切れ、ふっと気が緩むのでしょう?

 

そこまで完璧に弾けていた場合は、なお危険。

最後の1音でまさか……と思いますが、

でも、発表会などで何度も見かけたことがあります!

 

《対策》

・その最後の音を、ドレミで心の中で言うくらいの慎重さで。

・集中したい箇所で、目をグッと大きく開くと良いという人もいます。

・そこで、演奏が「終わる」と思うから気が緩むのです。

ですから、そこが「終わり」とは考えないで、

「まだ次のページに、もっと難しい楽章が出てくる」くらいに思っていると、集中を持続できるかも…。

 

 

1番怖いのは、アガッテ暗譜が飛んでしまい、次の音がわからなくなること。

次回は、安心な暗譜の方法について…)



 

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