「ピアノを、心から楽しめる」のは、先生よりも生徒さんの気が……
「あれ、ティベルギアンですか?」
「趣味で楽しむピアノレッスン 1巻」の『かっこう』のレッスン終了後、
シニア生徒さんの1人が、教室のカレンダーに近づいていらっしゃいました。
これは、大手楽器店から頂いたカレンダーで、
毎月、世界的な演奏者の写真が載っています。
生徒さん:「あ、やっぱり!
彼、すごく上手なんです~☆」
彼のコンサートを聴いて感動したことがあるご様子。
「2月のチケットも持っていて、また聴きにいくんです~♪」
と、目を輝かせておっしゃいました。
実は、教えている私の方は、まだ彼の演奏を生で聴いていません。
ピアノのコンサートというと、つい「お勉強のごとく」聴いてしまい、
あまり「楽しむ」という感じではない傾向。(子ども時代の「地獄レッスン」の弊害)
『趣味で楽しむピアノレッスン 第1巻』のシニア生徒さんの方が、良い演奏を心から楽しみ、頻繁に聴いていらっしゃったのですね。
自分は弾かないけれど、「すごく耳が肥えている」方って、いらっしゃるものです。
ああ、このような方たちに、私はピアノを教えていたんだ……
と、改めて身の引き締まる思いがしました。