「ピアノ」と「あんドーナツ」の関係
ビートルズの雰囲気のPenny Laneというパン屋さんが、近くのショッピングモールにあります。
たくさん並んだパンの中から、トレイにトングでとる、あのスタイル。
いつもは、食パン・クロワッサン・フランスパン……、
ゴルゴンゾーラやサンドイッチ、チョコの入ったのも、
……選ばれるパンは、毎回ほぼ決まっています。
ということは、
毎回「決して選ばれない」パンもあります。
その一つが、あんドーナツ。
油+砂糖+あんこ……考えただけで太りそうだし、健康に悪そうだし、
この何十年、食べたことも、食べたいと思ったこともありません。
ところがその日は、それを見た瞬間、ある思い出が脳裏をよぎり、手を伸ばしました。
浮かんだのは……3歳か4歳の頃のこんな思い出です。
ピアノの先生宅は、徒歩とバスで1時間くらいの所。
先生の家近くのバス停前に、パン屋さんがありました。
ある日のレッスン帰り、母はそこで「あんドーナツ」なるものを買いました。
「あんぱん」は食べたことがありましたが、それは私の人生で初めて。
帰宅して、姉たちと食べると……
わ~、美味しい~ (^-^)
口の中に甘い幸せが広がり、天国のよう~♪
母は、娘がピアノ嫌いにならないようにと、
鬼ピアノ教師による地獄レッスンの後に、
天国のような「あんドーナツ」を与え、
「ムチとアメ」で育てようと考えたのかもしれません。
単に、食べたかっただけかも知れませんが、
真意は謎です。
« ピアノ教師が人生をかけてやること……社会的責任 | トップページ | 「自主練」をしている生徒さん達 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント