2017年12月26日 (火)

備忘録

 「脳・心・骨格から知る 子どもの発達に合わせたレッスン」のうち、「身体の発達」の観点からは書きましたが、他の観点からのメモ。

 

子どもシニアには、年齢に応じた身体的・心理的発達段階があり、その段階に応じたピアノ指導が必要…。 

・子どもシニアの発達段階における「できること」「できないこと」の基本を押さえて、レッスンをさらにスムーズに! 

……シニアも子どもも、全くその通り!

 

〇「発達脳科学」の観点から

・「目は楽譜を見つつ、指は鍵盤を弾く」「左手と右手が別々に動く」など、2つの器官が同時進行(ダブル課題・デュアルタスクとも)。

・目(視覚)で楽譜を見て、鍵盤位置に変換し(前頭葉)、指を動かす(運動野)。

・暗譜奏(海馬から前頭葉へ→右脳)

・読譜奏(後頭葉の視覚野→左脳)、

・きれいな響き(聴覚、指先の触覚

……など、脳はピアノで多いに刺激されます。

しかも、生徒は自覚せず、演奏を楽しんでいるだけですから、ピアノは生涯を通じた脳育て

 

 

執筆の先生の次の言葉が印象的でした。

「今もずっと、ピアノが大好きになった理由は、

最初に習ったピアノの先生が素晴らしかったから。

無理に練習をさせることなく、

練習をしなくても怒られず、

楽しかった思い出ばかり。」

 

ああ、そのような先生に出会えて、本当に幸せ!

私も、そんな素晴らしい先生に出会いたかった。いいなぁ。。。

 

 

 

2016年7月 6日 (水)

ピアノのトレーニングは、長くやればやるほど……

 

「シニアのピアノ学習による健康効果」が博論のテーマだったため、

似たテーマの本を見つけると、つい買ってしまいます。

 

その一つが、この「生涯学習脳」(瀧靖之、ソレイユ出版)。

Taki2                              

中に、こんなことが……。

ピアノのトレーニングを長くやればやるほど、

脳の右と左をつなぐ脳梁の厚みが増す(認知症の予防になる)。

理由は、ピアノは、右手と左手が同時に違う動きする楽器だから。 

左右が同時にちがう動きは、もちろん難しいけれど……、でも、脳ではとても良いことが起こっています。

 

私も書きましたが、

楽譜を読みながら演奏する場合には、さらに脳が使われている

そう、間違えずに弾けるという「結果」よりも、

むしろ、学習する「過程」こそが、脳には重要です。

 

最初から覚えてしまって、暗譜で弾こうとする方もいますが、

最初のうちは、しっかり楽譜を見て弾いてください(その方が、読譜力もつきます)。

 

そして「正確に弾けました」となったら初めて、楽譜をしっかり記憶しましょう。

 

ひたすら回数を弾くだけの「やみくもな暗譜」ではありません。

目・口・耳・脳・指……様々な機能を使った「正しい暗譜」の方法で(詳細は『いきいきピアノp.73「暗譜演奏を本番で成功させるコツ」)。

 

本番でうまく弾けても弾けなくても、人の前で、暗譜でソロ演奏するという経験、 

ハラハラドキドキ感、ワクワク感、

そして演奏後、仲間との楽しいお喋りタイム、

……みんな、脳に良いことばかり☆

 

この本にも、そのようなことが書いてありました♪



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2016年7月 1日 (金)

ピアノを練習すると、美人になれるの!?

 

ネット上をフラフラしていたら、

ピアノを練習すると、健康な美人になれるの!?

というページに迷い込んでしまいました。

ピアノが、脳の健康に良い! とは、よく言われますが、

練習して弾けるようになるという行動そのものに意味があるようです。

 

 

 

一生懸命練習して、好きな曲が徐々に弾けそうになっていくと、ワクワクし……

    ↓

ドーパミン(快楽ホルモン)が分泌される

    ↓

さらにヤル気が生まれ、生き生きした期待に満ちたをつくりだす

 

 

 

練習にいそしみ、ついに1曲スラスラと弾けるようになると……

    ↓

セロトニン(幸せホルモンとも言われる)が分泌される

    ↓

そして、「嬉しいな」といった充足感に満たされ、豊かな表情をつくる

 

 

 

このような好循環でピアノが大好きになれば、毎日の練習時間で……

  ↓

β-エンドルフィン(脳内モルヒネのようなホルモン)が分泌される。

    ↓

「よーし!」といった高揚感を覚え、心臓が活発になると血液循環が良くなり、新陳代謝も良くなる。よって、肌にプラスの効果をもたらし、その人自身の魅力的なオーラをも醸し出してくれる。

大好きな彼が出来ると女性はきれいになると言われるのは、それもβ-エンドルフィンが出るから。

  同様に、ピアノの練習でβ-エンドルフィンが出てきれいになるのは、ピアノが大好きだから) 

 

 

これらの理由で、ピアニストには美人が多い

 

と書いてありました。「美人」は言い過ぎとしても(笑)、

でも、「心」も「体」も「脳」も健康になるということ。 

 

……シニアの生徒さんに、今度、お伝えしたいと思います♪

 



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